北アルプス

 燕岳


 

12月29日(火) 新宿23:50 ― <JR 急行アルプス南小谷行> ― 穂高駅

 21:00頃新宿駅6番線に到着。南口の改札内窓口で急行券を買おうとするが機械の不調で急行券はホームで買えといわれる。あとからテッちゃんのJRが原因と思われることをいろいろと言ってくれたが、実際買えなかった物は仕方がない。
 
 AさんとJRが来ていてザックを乗車口において早速ビールを買いにいく。A代表よりCC12年1本差し入れ。缶の日本酒を大量に買ってくる。

 CCをテトラに移し替えて呑む。部長、ひたすら呑む。予定どおり入線。

 車中でも呑む。CC1本あける。就寝は3時過ぎ。


12月30日(水) 【天候】小雪 4:43穂高駅 ― 宮城5:35 ― 11:00 中房温泉 -- 合戦尾根 ― 13:30(CS)
 
 寝付いたかと思うとすぐに起こされる。穂高駅にて予約済みのタクシーへ。予約時は特に指定していなかったがジャンボタクシーが来ていて幸運。10数分で宮城に到着。暗い中準備をして車道歩きに出発。スニーカーのまま靴袋をザックに下げて歩くが、重くて慣性モーメントがつき歩きにくい。ICIの靴袋、破れる。

 1時間ほど歩いた後、全員が山靴にはきかえる。この頃、空が白んでくる。道脇についているあと何キロという表示を見ながら緩い登り坂を歩く。猊下、ねーちゃんが時々滑っている。非常に眠い。 
 中房温泉直前で眠気はピークに達し、時々沢音が聞こえなくなる、完全に眠りながら歩いている。しばらくすると沢音が聞こえるようになって目がさめる。そんなことを繰り返しながら歩く。当然寝ながら歩いている間は全体から遅れる。毎度のことながら車中の酒は控えなくてはいけない。
 燕山荘の索道小屋の横で休み、程なく中房温泉。非常に立派になっていてびっくりした。
 中房温泉脇から合戦尾根の急登。昔は急とも思わずに、あっという間に燕山荘についたものだが、今回はゆっくりとしたペースで登る。ベンチごとに休憩をくり返し登る。JR隊長、休憩時間が以前より短くなった。パッキングも非常に上手になりねーちゃん、M君のぽっきりと折れたザックに経験者ならではのアドバイスをしている。Jさんがトップでペースを作ってくれるが、宿酔いのJR隊長の足どりが徐々に怪しくなってきたので幕営。時間が13:30頃と早かったが天幕にはいるとすぐに宴会が始まる。夕飯は恒例のすきやき。飽食したためアルコールの消費量が少ない。

12月31日(木) 【天候】曇 (CS)7:50 ― 10:30合戦小屋 ― 12:20燕山荘(CS) ― 燕岳往復(J、JR、部長、ねーちゃん、M君)

今どきWヤッケにハンガロの大魔王シャザーン(左)

 6:00出発の予定もむなしく皆寝坊する。出発7:50。
 樹林帯の急登をゆっくりと登る。合戦小屋を10:30に通り、程なく森林限界を超える。稜線上を行けるところまで行って幕営するつもりが燕山荘まで行ったあたりで体力的に限界を迎えるもの数名。
 強風重荷の中で稜線歩きは不安なので燕山荘で12:20と時間的に早いが幕営。冬季小屋入り口横に設営。
 天幕に入るとすぐに呑み始める。Nさん、庵主、Jさん以外は燕往復といって出かける。Jさんも後から出発して往復。Nさん、庵主は呑みつつ汁粉を作る。今回は餅を大量に持ってきているので焼いて入れる。


1月1日(金)【天候】快晴 燕山荘 ― 散歩 ― 燕山荘 ― 富士見ベンチ(CS)
燕岳頂上(2763m)強風は一晩続き、冷え込んで朝のテント内は一面に霜が降りて久しぶりに冬山らしい銀世界になっていた。気温−20度以下に下がっていただろう。エスパースに寝た3人はだいぶ参ったようで盛んに文句を言っている。元気に文句が言えるくらいならば大丈夫という気もしたが出発の遅れ、強風重荷では翌日からの日程的不安もあり往路下山を隊長に進言、決定。
 撤収後荷物を山荘脇に置き、蛙岩あたりまで散歩。天気が良く非常に快適な稜線散歩ができた。鼻歌混じりに蛙岩まで行き、記念撮影。槍に挨拶をして燕山荘に戻る。
 荷物を持ち合戦尾根を下る。あっと言う間に森林限界が近づき富士見ベンチで幕営。入念に整地して快適なCSができあがる。
 シュラフがとばされるよなどと話をしていると、天気が良く風もなく、快適だったせいでなかなか天幕内に入ろう、荷物を入れようという気にならず、シュラフどころか突風でダンロップがとばされるアクシデントが発生する。幸い木に引っかかって止まり、事なきを得る。

1月2日(土)
【天候】曇 富士見ベンチ(CS)8:20 ― 中房温泉 ― 13:20 宮城 ― 松本 ― <JR> ― 新宿(解散)
ボストンクラブ状ザック やはり出発は遅れる。中房温泉まではあっと言う間に到着。M君、ねーちゃんのボストンクラブもしくはバックブリーカー状ザックにJR隊長が的確なアドバイスをしつつ下る。中房から先の車道歩きは全長12.8kmとのことでガードレールについている距離の表示が減ることだけを楽しみに歩く。M君、ねーちゃん、部長の3人のザックは壮観。JR隊長を見てもわかるとおり、じきに上手になるでしょう。新しいプラブーツをはいている者どもは足の痛みと戦いながら宮城到着。 
 来たときには暗くて気づかなかったが温泉を発見。松本で入浴の予定を変更してひとっ風呂浴びることにする。
 思わず猿も入る露天風呂があり、獣に近い(?)3人が露天風呂に入る。当然のごとく湯上がりにはお約束のBier。有無を問い合わせ、注文する猊下のいまにも極楽に達するばかりの恍惚の表情が印象的であった。ビ露天風呂でご満悦の隊長とJ隊員ールがないと言われたらこの御大は本当に暴れ出すのではないかとふと心配になったのは私だけではあるまい。(本当はみんなの意見を代表していただけとの本人談)ジャンボタクシーを呼んで松本まで。奥方様のご実家である山形へ向かう部長は穂高でタクシーを下車。(後ほど結局松本まで出たらしい)

 松本ではお決まりのカツ定(有名な「たくま」というお店)を食したあとラーメン・餃子・一部チャーハン(その隣の「若大将」というラーメン屋さん)を食い、車中の人となる。  なおカツ定後のラーメン屋ではねーちゃんが、O鯛調が過去敗れ去ったラーメン餃子のフルコースを平らげたこともご報告しておこう。






 今回は完全に計画完遂できると思っていたがやはり甘かった。天候はここ数年の冬合宿に比べればあまり良くはありませんでしたがまあまあの天気で、荷物も人数が良かったせいもあり大した重荷でもなく非常に好条件だったと思います。一晩少し冷え込みましたが、みなさん装備もよく一昔前の冬を思い出す程度の気温でしたので悪条件とはいえなかったと思います。稜線の風はまああんなものでしょう。  なぜ行けなかったか?馴れてるものにとっては以上の点はこんなものだよ、で済んでしまいますが初めての人にとっては見ると聞くとでは大違い、といったギャップが大きかったのではないでしょうか。あとは場数を踏んで馴れるしかないのでしょうかね。生活技術の大切さを改めて痛感しました。 


附 平成10年度 東京北稜山岳会冬季合宿報告



1.期日 
    平成10年12月29日(木)〜平成11年1月2日(土)
     準備会 12月27日(日) 高田馬場カモシカスポーツ10:00集合 
 
2.到達地
燕岳
 
3.参加者
分担  氏  名 年齢 性別                     
CL研修生 JR 37 今回、雑用係庵主からいきなりCLに指名され、行動中の指揮を執ることになる。
SL・食糧 N 38 食糧係として超重量級の食糧を立案。飽食の山行となる。
SL J 35 10年前から変わらない装備は立派。
  猊下 不詳 呑み続けているおぢさんであった。
  ねーちゃん  29 黙々と安定して歩いているねーちゃん。時々地面でのたうち回っていた。
食糧 24 入会してすぐに冬山合宿に参加。ノースフェイスの装備類が光る。
SL・雑用 大魔王 36 大魔王シャザーンと化し、呑み続けているおぢさんであった。

 
4.集合場所・時間
    JR新宿駅 6番ホーム 21:00頃より阿部代表を加えて集合。数年前のひれ酒事件のような事態は勃発しなかったものの車中で3時頃まで呑んでいる馬鹿者数名。
 
5.日程
    12/29(火) 新宿23:50-<JR 急行アルプス南小谷行>-
    12/30(水) 4:43穂高-<ジャンボタクシー>-宮城--中房温泉--合戦尾根--(CS)
    12/31(木) (CS)合戦尾根--燕山荘(CS)--燕岳往復
     1/ 1(金) (CS)燕山荘--(CS)
     1/ 2(土) (CS)--中房温泉--宮城--<ジャンボタクシー>--松本--<JR>-新宿(解散)
 
6.共同装備
  物  品  規格・数量   物  品  規格・数量
テント    
ダンロップ
    6人用
本体    
ポール
外張
補修用具類 針金、ガムテープ等
救急薬品類
ラジオ
 

AM/FM
       
テント
エスパース
    4人用
本体
フライ
ポール
天気図用紙        
スコップ
 
ピッケルにつける物
ピッケルにつける物
ストーブ
 
PEAK1
PRIMUS  
液晶TV        
燃料

 
ガソリン2リットル
ガソリン2リットル
ガソリン2リットル
トランシーバー 144MHz/430MHz
ツェルト

 
2−3人用
2−3人用
2−3人用  
粉末燃料  
EPIカートリッジ
 

 
カメラ
 
       
 
EPIコンロヘッド

 
プリムス等でも可

 
雪用ビニール袋 数枚
テルモス

 
500cc    
500cc    
500cc    
ランタン
 
含スペアマントル
 
ザイル        
コッヘル
 

 
メタ        
裁縫用具        
大鍋   工具        
たわし   コンロ下敷板
 
       
 
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7.個人持ち共同装備(必携)
EPIカートリッジ(寒冷期か厳冬期用) トイレットペーパー
銀マット    

 
8.個人装備
                                  (確認欄の ○は必携、△は任意)

物品名
 



物品名
 



物品名
 



物品名
 


シャツ
ズボン
予備シャツ
予備ズボン
防寒具(フリース等)
下着
替え下着上下
靴下
替え靴下
ヤッケ上下
スタッフバッグ
シュラフ
シュラフカバー
マット
テントシューズ














雨具
目出帽
毛手
替え手袋
オーバー手
スパッツ
スパッツゴム予備
登山靴
靴ひも予備
ザック
サブザック
水筒(1〜2g)
ライター
ビニール袋
コンパス














食器
武器
カップ
ナイフ
ヘッ電
予備電池2回分
サングラス
ゴーグル
時計
地図
(2.5万槍ヶ岳)
(2.5万穂高岳)
(2.5万上高地)
(2.5万有明)
 














 
筆記具
健康保険証
身分証明証
手拭い・バンダナ等わかん
カラビナ
ハーネス
シュリンゲ(2〜3)8環


レーション
ピッケル
アイゼン(12本爪)
 














 

 
9.食糧
月 日 朝  食 夕   食
12月30日




 
各  自




 
すき焼き+α米(山菜おこわ)
卵は個人装備
肉250g 白菜(   )  しらたき(   )
麩(適量) わりした(適量)
α米の山菜おこわ(1/2袋)
春菊(   ) 椎茸(適量) エノキ(   )
12月31日



  とん汁+α米(赤飯)
α米(0.5袋)
具は残り物を入れる
前夜のすき焼きで少し肉その他を残しておく。
肉50g 人参(1/3本) ジャガイモ(4/5個)
タマネギ(1/2個) ゴボウ(適量) 大根(適量)
ワカメ(1/2袋)
だしの素(   ) お味噌(    g)
α米の赤飯(1/2袋)
1月1日

 
  シチュー+ジフィーズ(ライカレー)
餅2個 椎茸(適量)
鶏肉30g 蒲鉾(適量)
塩、しょうゆ

肉50g人参(1/3本) ジャガイモ(4/5個)
タマネギ(1/2個) マッシュルーム(1/2缶)
シチューの素(人数×1.5)
ジフィーズ(1袋)
1月2日
麺 類
ラーメン(1/2袋)

            

※量は1人あたりのもの              ※年越しそば
とん汁、シチューはペミカンを作る。
※予備食は ジフィーズ、その他(               )
調味料 しお、こしょう、一味唐辛子、だしの素、味噌( 500g)、油少々コーヒー(200g)
飲み物 クリープ(200g) 、砂糖(1000g) 、紅茶、お茶、ココア


※入山日の朝食及びレーション(予備食を含め7食分)、は各自で準備

 
10.行動の記録
 
12/29(火)    新宿23:50-<JR 急行アルプス南小谷行>-
12/30(水)小雪 4:43穂高-<ジャンボタクシー>-宮城5:35--11:00中房温泉--合戦尾根--13:30(CS)
12/31(木)曇   (CS)7:50-10:30合戦小屋--12:20燕山荘(CS)--燕岳往復
1/ 1(金)快晴   (CS)-散歩-燕山荘--(CS)
1/ 2(土)曇    (CS)8:20--中房温泉--13:20宮城--<ジャンボタクシー>--松本--<JR>-新宿(解散)