登山用語集

読み 用語 説明
あいしいあい(いしいすぽーつ) ICI(石井スポーツ) 新大久保にある登山用具店
あいぜん アイゼン もとは独逸語でSteigEisen(シュタイクアイゼン)
足の裏につけるとげとげ よく頭にかぶって〜カツラなどということがあるがやめましょう
アルバイト アルバイト 元は独逸語の労働(Arbeit)。臨時雇いの仕事のことではなく、登山に要する労力一般を指す。
文章中に時々出てくるがそのたびに穴を掘ったりいらっしゃいませと言ったりするわけではない。
アンザイレン アンザイレン ザイルで体を結びあうこと。下界でやると変態扱いされるので注意。
いっぽん 一本 柔道用語ではない。休憩のこと「〜とる」「〜たてる」で休憩するの意
うがん 右岸 川・沢の源頭から水が流れていく方向を見て右側の岸。自分の右側の岸ではない。川の身になって考えるとすぐわかる。
うんかい 雲海 高いところから見て雲が海のようになっている様。
規模の小さいものを雲湖、さらに小さいものを雲池という(わない?)
えいとかん 8環 環状八号線ではない。懸垂下降用具の一つ。ビレイにも使用する。
おかん オカン ビバークのこと。寒い感じがしたりうるさかったり死人がはいるわけではない。
おろく オロク 屍。南無阿弥陀仏が6文字であることからの転用といわれる。
かたおもい 片重い →片荷
かたに 片荷 主にキスリング使用時代に使われた言葉。荷物の重心が左右いずれかによっている状態。歩きにくいことこの上ない。死につながることもあるので忌み嫌われる。
かつてい・かってい 滑停 滑落停止の略→滑落停止
かつらくていし 滑落停止 滑って落ちそうになったときにピッケルやアイスバイル、アイスハンマー等で体を停める技術。
落っこちると死ぬことがあるので雪上訓練の時にはいやと言うほど訓練する羽目になる。
かね ほしい
かもしか カモシカ・羚羊 山にいる牛の眷属。走りながら大量の落石を起こすので迷惑である。奥多摩でも見かけたのでどこにでもいるようである。
シカより牛に似ていると思うのは私だけだろうか。特別天然記念物。
かもしか(さんこう) カモシカ(山行) 夜通し長距離を歩く山行のこと。なぜカモシカと呼ぶのかは自分には理解できない。
かもしか(すぽーつ) カモシカ(スポーツ) 高田馬場にある登山用具店
きじ キジ 漢字で書くと雉。糞もしくは尿のこと。前者を「大キジ」後者を「小キジ」と呼び分けることがある。ちなみにこの場合屁は「空(から)キジ」
用を足すことを「キジを撃つ」と呼ぶことからの転用。
きじがみ キジ紙 トイレットペーパーのこと。本来の用途以外に食事の後始末や洟紙、その他諸々の後始末に使う。
かさとゴミを減らすため、芯を抜いて持っていく場合が多いが芯付きのままつぶして持っていった方が遙かに使いやすい。数日の山行であればそう何巻も持っていくわけではないので私は芯付きのまま持っていっている。トレペ、トイペとも呼ぶ。
きじば キジ場 憚り、雪隠、厠、御不浄。
ない場合は自分で勝手に作る、もしくは決める。だいたい人間は排便をするのに似たような環境を好むので、気をつけないと足がう○○まみれになる。大キジは 地面にだけあると思ったら大間違い。藪の枝についていたりホールドに鎮座ましましている場合もないとはいえないので注意が必要。
きじをうつ キジを撃つ う○○をすること。している姿が猟師が雉を撃つ格好に似ているかららしい(猟師がう○○座りをして獲物を狙うことは少ないと思うが…)。転じて用足し一般に使用する。
女性の場合特に「花を摘む」という場合がある。国立公園内で本当に花を摘むことは犯罪である。無論本当の雉を撃って雉鍋にすることも同様。
きすりんぐ キスリング 昔主流だった大型で横長の帆布製ザック。きちんとパッキングするのには職人的技術を要し、そうしないとまともに背負えない。ザック麻痺、ザックずれなどを起こしやすい非人道的装備。
きぼし 着干し 濡れた衣類を着たまま乾かすこと。街でやっていると風邪ひくよといわれたり変人扱いされる。
きょうそう 共装 共同装備の略→装備
ぎょそー 魚ソー 魚肉ソーセージという蒲鉾の一種。よくレーションに使われるが重い。
けいりょうか 軽量化 常に目指すべきもの、例外あり
げれんで ゲレンデ 独逸語でグラウンドのことらしい スキーやクライミングの練習をするところ
げかい 下界 山にいるときに日常の生活基盤になっている環境一般を指す言葉。
ごたて 後立 後立山連峰の略
こそう 個装 個人装備の略→装備
こっへる コッヘル 鉗子のことではない。平たく言えば携行用の鍋のセット。アルミやチタン、ステンレス等でできていることが多い。コッフェルと書くことが多いがこの場合の「へ」は元の独逸語ではKopferではなくKocherと書くのでコッヒェルと書くのが正しい(と思う)。某N先生(中村さんではない)は厳冬期に食器、鍋と同じコッヘルを溲瓶の代わりに使うそうである。
ざいる ザイル ひも。最近は英語でロープと呼ぶことが一般的。
さかいやすぽーつ さかいやスポーツ 水道橋にある登山用具店。安いのでしっかり買うものを決めてから行こう。
さがん 左岸 川・沢の源頭から水が流れていく方向を見て左側の岸。自分の左側の岸ではない。川の身になって考えるとすぐわかる。
さんがくかい 山岳会 山に行き、また普段宴会をする口実を作るために結成された団体。惨餓苦悔とは書かない。
しゅらふ シュラフ 独逸語Schlafsackの略。寝袋。
しんじん 新人 通常入会1年未満の会員、一年部員を言うが、後続がないといつまでも新人のままと言うこともある。
しんじんえれじぃ 新人哀歌 ♪さあさ皆さんお聞きあれ〜 で始まる山の歌。本歌は軍歌「可愛いスーちゃん」。「地獄の2丁目山岳部」という一節の「山岳部」の部分をそれぞれの育ったところ「ワンゲル部」「山岳会」などと変えて歌うのでお里が知れる。私は当然『山岳部』と歌う。
すてーしょんびばーく ステーションビバーク 駅で朝を待つこと一般を指す。一番のバスを待つためにすることが多いが、最近は駅が洒落た造りになってきてやりにくい。下界でも終電がなくなってしまい、始発を待つためにすることが少なくない。最近は朝までやっている呑み屋が多いので頻度は減った。
せっくん 雪訓 雪上訓練の略→雪上訓練
せつじょうくんれん 雪上訓練 毎年雪が降るとやるもの 命が惜しくば真剣にすること
せつどう・せっとう 雪洞 「ぼんぼり」とは読まないように、文字通り雪の洞穴 泊まるために作ることが多い
ぞうあし 象足 羽毛ないし化繊の綿の入ったテントシューズのこと、もしくは半身用シュラフのこと
そうび 装備 持っていく物全てのこと(食料は別扱いの場合もある)
一般に個人で準備する個人装備(個装・こそう)と、パーティー単位で準備する共同装備(共装・きょうそう)もしくは団体装備(団装・だんそう)に分ける。その優劣により快適さに大きな差が出る。
たいかんくんれん 耐寒訓練 冬でも貧乏くさい格好をして冬山に備えること。
だいまおうしゃざーん 大魔王シャザーン 当HPの作者.本来指輪をあわせると出現する魔神の意
たっしゅ タッシュ キスリングに付いているポケットとは呼べないような巨大ポケット。小型のアタックザックほどの容量があった。ドイツ語に由来する。
だぶるやっけ ダブルヤッケ 2〜30 年前は冬山に行くとみんなこれを着ていた。赤と紺くらいしか色がなかったのでみんな鬼のようだった。チョゴリザ(四ッ谷あたりにあった登山道具店)では紫 色とかそんな特殊な色のを売っていて非常に珍しかった。ちなみに大魔王はストックしてあった新品を平成10年におろしていまだに愛用している。
だんご 団子 1.アイゼンに雪が付いて爪が効かなくなる状態。大変に危険である。最近はアンチスノープレートの普及により発生は減少している。
2.キスリングのパッキングがうまくいかずに球状になった状態。キスリングの薄さが一種のステータスになっていた。
つえると・つぇると ツエルト
ツェルト
正式にはツェルトザック(独逸語で天幕のことらしい)小型の簡易テントのこと。ポール・フライなどは通常付けずに木や岩にひもを付けて張ったり、ただかぶるだけで使 用する。別に専用のフライやポールなどもあるがそんなものを持ってくくらいだったらテントを持っていった方がいい。単なる薄い布であるがないのとあるのと では地獄と極楽ほどの差がある。(もちろんない方が地獄)
といぺ トイペ トイレットペーパーの略。→キジ紙
とかげ トカゲ 岩の上での甲羅干しのこと。転じて昼寝一般をさす。変温動物の蜥蜴(トカゲ)が体温を上げるために岩の上でひなたぼっこをしている様に似ているからこういうらしい。高校山岳部の先輩の○○さんは普段からトカゲに似ていた。
とはん・とうはん 登攀 よじ登ること。
とれぺ トレペ トイレットペーパーの略、トレーニングペーパーではない。→キジ紙
にっぴん ニッピン 日本用品(だと思った)秋葉原にある登山用具店。安いのでしっかり買うものを決めてから行こう。
にほんひゃくめいざん 日本百名山 深田久弥先生の著した書物の名前。またはその本に紹介された山々のこと。一種の権威である。よく金と暇のある岳人が全山踏破を目指すもの。
このあいだ渋滞○け道マップというのを見ていたら海上に一覧が載っていて非常にびっくりした。
ねぶくろ 寝袋 主に寝るときにはいる羽毛ないし化繊の綿の入った袋状の布団のようなもの。中に入ったところを外から見るとモスラの幼虫のようである。学生などは来客用にしている場合がある。
ぱーてぃー パーティー 宴会ではない(まれに宴会のことも…)。山に行くときに組む徒党のことを言う。この場合頭目はチーフリーダーと呼ばれる。
はーねす ハーネス ゼルバン
はなをつむ 花を摘む →キジを撃つ
びーる ビール おいしいもの
ぴっける ピッケル よく鶴嘴の小型として描かれることの多い道具
ひなんごや 避難小屋 時々宿泊者があふれることがある あくまで避難用なので当てにしないこと
ひゃくめいざん 百名山 深田久弥著「日本百名山」の略。またはその本に紹介された山々のこと。→日本百名山
二百名山・三百名山などもあるが何のためにあるのかよくわからん。
ふぁーすとえいど(きっと) ファーストエイド(キット) 救急用品
ぶき 武器 箸、フォーク、スプーンに類するもののこと。岳人の魂である。戦場のような食事を勝ち抜くためには優秀な武器が必要。手づかみで食事をする場合は手のことは特に武器とは呼ばないようである。
ぼうかんぎ 防寒着 (まじめに耐寒訓練をしておけば)病気になった時用に持っていく衣類。保険のようなものである。
ぼっか ボッカ・歩荷 1.荷揚げ。動詞としても名詞としても使用する。
2.荷揚げする小屋関係者(この場合〜さんと敬称をつけることが多い)。ヘリによる荷揚げが一般化し、絶滅が危惧される。
3.重い荷物を持って歩く訓練。重量増しの水や石の代わりに宴会用品を持ち上げるとモチベーションが高まる。
ぽりたん ポリタン ポリタンクの略。液体携行用の容器の一種。
ぽりぷろ ポリプロ ポリプロピレンの略
まく →テント
まくいわ 幕岩 著名な温泉地にあるゲレンデ。海の幸が良い。
めでぼう 目出帽 デストロイヤー型マスク、ストッキングなどと同様によく強盗が使うもの、ニュースなどで強盗などの事件を報道するときには目だし帽と呼んでいるようであるが通常は「めでぼう」という。英語ではバラクラバという酒のみ音頭みたいな名前である。
めんつ 面子 食器(器)のこと。コッヘルやボウル、コップ、シェラカップで椀類の代用とする場合が多い。専用の登山用食器も売っている。
やっけ ヤッケ 独逸語のJacke 防風衣。正式には(?)ウィンドヤッケという英独混合の言葉で呼ぶ。
らっぺる ラッペル 独逸語ではアプザイレン→懸垂下降
れーしょん レーション 戦闘用携帯糧食。転じて無加工で食べられる行動食一般のこと。
わかん わかん 輪かんじきのこと。雪が深いときに足が沈まないように付ける。冬山の友。
わっぱ わっぱ 輪かんじきのこと。雪が深いときに足が沈まないように付ける。冬山の友。