ツェルト



 ビバーク用の簡易テント。

 ビバーク(不時露営)時にあるとないとでは地獄と極楽の差がある。(当然ない方が地獄である)

 悪天時の休憩やキジ撃ち、雪洞掘り、荷物置き、他にも用途が広いので小型にパッキングできる物でいいから持っていくこと。

 専用のポールやフレーム、フライなども別売りであることもあるが、実際はピッケルや立木を利用して張ることが多いのであまり使わない。また、冬期の場合はあまり雨も降らないのでフライも使わない。かぶって使うことの方が多いと思う。これらをもし使いたいと考えるならば1〜2人用のテントをもって行った方がよい。

 最近のテントはコンパクトで軽いのでふつうの縦走でツエルトをテント代わりに使うならば、専用に作られた物の方が遙かに快適である。ツェルト用のポールやフライを一緒に持つと意外にかさばる。

 ゴアテックスの物もあり、とても快適で性能もよいが、かさばるし異様に高価なので通常のナイロン製のもので充分。

 たいてい底が割れて被れるようになっている。この割れた部分はひもやファスナー、スナップでとめてテント状にして使うが、少し面倒だがひもの物が一番使いやすい。ファスナーやスナップは信頼性、耐久性が今ひとつで、床に異物があり、気になることもある。

 色は暖色系が絶対によいと思う。寒色系の物は最近見かけなくなってきたが、非常時に使うことが多いので、暖色系の方が中にいて暖かく感じる。夏に使うのならば色はどうでもいいと思うが、こと冬期に関してはテントもそうであるが自分は暖色系が好きである。

 ビバーク用と特別に称して(元々ビバーク用の物だと思うが)異常に小さい製品もある。大きさは缶ビールのレギュラー缶くらいというのだからすごい。これは本当の非常用で布地も薄くできている(から小さいのだろう)ので耐久性に若干欠けると思う。上記の用途で積極的に使用するならば従来の物の方が長持ちすると思う。

 雪訓などでは、ぜひ一度ツェルトで寝てみることをすすめる。設営の練習になるし、いざというときの自信がつく。

 買ったら必ず一度は出してみて実際に使う練習をすること。