雪訓 耐風姿勢


 風に耐えるための技術。
 冬山の森林限界の上では常に強い風が吹いていると思った方がよい。
 本当に強い風の時には文字通り吹き飛ばされる事を防ぐためにとる姿勢であるが、吹き飛ばされないまでも風に向かって体重をかけないとバランスを保てない程度の風も大変に危険である。
 風に体重を預けてバランスをとりながら歩いていると突然に風が止まって反動でバランスを崩して転倒、転落という事故も多く発生している。このような時も耐風姿勢が必要である。

 また、突風は文字通り突然の風である。感覚的にどういっていいかわからないが(新田次郎著 孤高の人 に参考になる記述がある)くる前には予兆があるので来そうだなと思ったら早めに耐風姿勢をとること。
 訓練と違って本番では誰も笛を吹いたり突風!と叫んだりしないので自分の判断で随時姿勢をとるように。突風にさらされてから耐風姿勢をとろうとしても遅い。