雪訓 歩行技術


 キックステップ、アイゼン歩行ともに、一般に直登降、斜登降、左右双方向トラバースを一通り行えるように斜面をダイヤモンド状(田の字を45度回転した物)に何度も歩くことで行う。
 時々ホイッスルを吹いたり「突風」と叫んだりしてアットランダムに耐風姿勢を組み入れる。

 いくら滑落停止が完璧にできていても滑落、転倒は不意にくるものであって100%無事でいられるかといえば決してそうとはいえない物である。
 まず第一は滑落停止の技術を発揮する場を少なくすることが非常に重要である。
 歩行、登はんの技術が優れていれば滑落、転倒はその頻度を減らす事ができるし、スタッカット確保なども負担を非常に軽くする事ができパーティーの活動が非常にスピーディーになる。
 積雪期の歩行、登はん技術といえども基礎は無雪期のそれが基礎となるので日常の登山活動が非常に大事なのである。要するに岩場でもどんなところでもアイゼンをつけてがしがし歩けなければならない。

 直登降、斜登降、左右双方向トラバース等、キックステップ・アイゼンを問わず意識しなくても完璧に歩けるまで練習を繰り返す事。いちいちここはこの傾斜だからこういう風に、アイゼンをつけているから引っかけないようになんて常に意識してやっていると周囲の様子が読めなかったり疲れたりして本番で泣きを見ることになる。