積雪期とは


東京北稜山岳会集会資料

積雪期縦走の装備・技術について
文責 岡田真也

積雪期は無雪期に比べて荷物も重くなって、通常の道でも積雪や凍結によりバランスが必要となり、低温による体力の消耗も大きくなります。

 したがって無雪期以上に体力の有無が問われます。いくら知識や技術があっても体力がなければそれを使うこともできません。また、体力の元となる基本的な生活技術(天幕の中でしっかりと体力を蓄えられることが重要)のより一層の完成も必要とされます。寝不足であったり、食事がろくにとれないようでは快適に行動することができません。基本的な総合力が必要とされる分野といえるでしょう。

 無雪期の縦走を充分にこなせることが必要最低の条件と言っても過言ではありません。また、しっかりと歩くことができるように常日頃から馴れておくことが重要です。

実際の技術はこのような文章を読んだり話を聞いたりしても覚えられる物ではないので実際に山へいって経験者の動きを見、経験を積むことが一番です。

みなさんは無雪期の行動、生活技術を一通り経験されているものとして説明します。


※注意事項

 この文章にはたぶんにいい加減な部分も含まれていて、ほとんどが筆者の独断による物です。

 従って実践に移すときには全幅の信頼は置かずに諸先輩方の意見を必ず聞いてください。



本稿は平成初期より冬山シーズン前に少しずつ書き足していったもので、内容は前記の通り筆者の体験に基づいています。もう古い人間なので現状に沿わなくなった部分もありますがこういう風にしていてもまだ生きているのでこんなこともあるんだなという程度にとらえてください。

積雪期とは
積雪期とは文字どおり雪が積もっている時期であります。地域・山容・年度などによる差が多く一口には言い切れませんがおおむね冬を中心とした時期です。春の残雪期と新雪期などには状況に大きな差があるのですが、今回は雪のある時期一般の装備、技術を説明します。
積雪期装備の必要となる時期ですが、この近所の中級山岳では(その年の富士山の初雪等が参考になるかも知れません)おおむね10月頃から6月の梅雨入り前頃までとみていいでしょう。たとえ雪がなくともこの時期は荒れると降ったり、気温や風が冬期並みになることがあるので用心に越したことはありません。

新雪期(だいたい十二月上旬頃まで)
厳冬期(二月末頃まで)
融雪期(三月末頃まで)
残雪期(雪が消えるまで)