食う


 朝食は、取らなくてもよいと思いますが、普通の人はそうもいかないだろうから短時間ででき、炭水化物中心のものがよいでしょう。

 昼食、普通は大休止等がとれないのでレーション(カロリーが高く凍らず、携帯に便利で自分の好みの味のもの、菓子類・ドライフルーツ・チーズ・カロリーメイトなど)を各自用意し、小休止、ビレイの時などに必要に応じて食べます。

 夕食などにはペミカンを利用すると山行前の手間がかかりますが燃料、カロリーの点から便利です(日もちするので予め無雪期にデポしておくときなどはよく利用する)。

 作り方は肉、野菜をラードでよく炒め余分な水分を飛ばしてさらに多量のラードをいれて固める(バターがいいという人もいるが、高価でとてもモッタイなくて使う気にならない)。

 使うときには溶かして好みの味をつけて使います。カレー・シチュー・豚汁・スープ・蕎麦、うどんの具など応用範囲が広くなるように下味は最小限にとどめましょう。

 乾燥食料は最近は味もよくなり種類も増え、一般のスーパーなどでも手軽に入手できるようになっているのでよい。重量、燃料の節約に劇的な効果があります。

 また気温が低いために生物等も労せずして持って行けるので凝ったものをゆっくりつくる日があってもいいでしょう。

 お茶は好みに応じて各種取り揃えて大量に用意しておくこと。甘いものがおいしく感じるために砂糖の消費量が増えるので必ず余るくらい沢山用意しておきましょう。

 ティーバックは使用済みのものを直接口にいれて吸い(慣れないうちは出がらしにして砂糖を利かせるとよいでしょう)、水分を取り、食器拭きに使うととてもいいです。ゴミにしても水分が出ず、味も楽しめ(病みつきになることも)、トレペの節約にもなるといったように一石三鳥です。強く吸いすぎると紙が破れて中のお茶っ葉が出てきて気持ち悪いのでやさしく舌で押し出すように吸いましょう。

 炊事中に不用意に動くと狭い上に不安定なコッヘルをひっくり返すことが往々にしてあるために動くときは必ず声を掛け合い、必ず誰か一人は押さえているようにしましょう。

 武器は使い慣れた物が一番。個人的には頑丈で大きなスプーンと竹のしっかりした箸をおすすめします。必要なものだけ持っていきましょう。

 食器としてはタッパーでもボールでもいいのですが、さめやすいけれども、さめてもそのまま火にかけたりすることができる若干大きめの金属製のものが便利だと思います。

 また、厚手の手袋をしたまま炊事をすると熱さがわからずに焦がしてしまうことが多いので炊事の時には軍手等にした方が無難でしょう。