最近はプラスチック靴が主流である。軽く、手入れに手間がかからずに安定した性能を発揮する。
ただ寿命が短く、劣化してシェルが割れることがあるので4〜5年程度で何ともなくても交換した方が良いといわれる。相当古い靴を履いている人のでもまだ割れたのも見かけたことはないが、危険があるといわれていることはやめた方がいいと思う。
また、ビンディング式アイゼンとの相性がよく、楽である。ただ、足首や底が堅く、舗装道路を長時間歩くことは拷問に匹敵する苦痛なので、スニーカー等は必需品となる。
また、その完璧な防水性により、革靴に比べて蒸れやすく、足が臭くなるのが難点で、靴の中の完全な乾燥状態を維持することは不可能である。であるから行動後はインナーをよく乾かさないといけない。
靴下は、靴を選ぶときに実際にはく物をはいて選ぶこと。靴の性能との兼ね合いをよく考えて枚数や厚さなどを選び、きつすぎることのないように。一足の皮靴を四季通じて利用する時にも決して靴下の構成を変えない方が身のためである。
皮靴はアイゼンの着用にもへこたれないしっかりした物を選ぶこと。
靴紐、アイゼンバンドの締めすぎは凍傷を招くのでほどほどにする。意外に緩くてもきちんとサイズが合わせてあれば大丈夫なものである。歩きだしてしばらくして体が温まっても足先が温まらないときは億劫がらずに靴ひもをゆるめに締めなおすこと。アイゼンバンドも同様。
中級山岳の縦走であれば個人的には上等の皮のシングル靴(いわゆる重登山靴)が快適だと思う。ただ、高価なのと多少重いこと、凍らせないこと、手入れを欠かすと性能が落ちること等、扱いには注意が必要である(ちょっと前までは常識的にやっていたものである…)。高校3年の時に買った革靴は何度か底を張り替えたが25年以上たった今でもまだ使用可能である。
プラスチックブーツは水洗いをしてよく乾燥させて保管する。手入れを怠るとシェルが加水分解、劣化し、寿命が短くなるそうである。
さらに最近は革の靴がまた主流になっているようである。(下写真参照)革靴といっても従来の重登山靴とは違って軽くて足入れが非常によく、平地でもたいへん歩きやすい。
防寒性能に一抹の不安があるが高価でそれなりの効能をうたっている物であれば大丈夫だと思う。サイズの関係で買った自分の靴であるが、八ヶ岳あたりの短期の山行ならば充分に使える感じである。短期の縦走であればこのタイプが非常に使いやすいと思う。
最近の革靴であっても底と本体の接着部分の劣化により突然底がはがれるという事故も発生するようなので手入れを充分にして4〜5年使ったら点検するなり底を張り替えたりした方がいいようである。
よく売っているタイプであればワンタッチアイゼンにも対応してるので積極的に使いたい。
