燈火類

頭に付いているヘッ電


 懐中電灯。ヘッ電、懐電などと略す。

 これは頭に付けるヘッドランプが一番使いやすい。手に持っても使える。

 冬は寒いところで使わなければならないのでそれなりのものが必要である。電池は低温になると起電力が低下してくらくなったり、すぐに点かなくなってしまうことが多い。テントの中で使う分には暖かいので何でもいいのであるが、早朝など特に気温が低い時に行動中使用するにはリチウム電池を使用するのが一番いいと思う。リチウム電池は割高感があるが低温下で使用するならばこれが絶対良い。単3と同じ形をしたリチウム電池もある。

 今は普通になっているアルカリ電池がまだ特別なもので高価だった頃、マンガン電池を使っていたが、これは寒くなるとほとんど使い物にならなく、電池ボックス部分を別にしてポケットに入れるセパレート式が主流だった時代もある。

 最近は白色発光のLED発明以来それを使った製品が出回っている。これは球切れがないし消費電力が少なく、電池の持ちが普通の電球仕様のものに比べて格段に違う。とりあえず今持っているもので充分なので入手には至ってないがこれがいいのではないだろうか。

 あるとき、確か北アルプスの裏銀座だったと記憶しているが、テントを設営して薄暗くなってきた時に後輩のKD君がキスリングの中をヘッ電で照らして一生懸命に何か探している。10分以上ぶつぶつ言いながらごそごそやっているので何を探しているのか聞いた。彼ははっと気づいたらしくにやにや薄笑いを浮かべて探すのをやめた。その時は何を探していたのか教えてくれなかったのだが、後刻、実はヘッ電を探していたと白状した。何を考えていたのだろう?面白い人であった。