帽子


 最低でも耳の隠れるものでないと耳が凍傷になる。

 稜線などでは目出帽が必要。危険な人物が銀行などででかぶっている場合があるが目的が別であるので気にしないように。このような人をニュースで報道する場合には「めだしぼうをかぶった…」などとアナウンサーはいっているが、だいたい我々は「めでぼう」と呼んでいる。

 高所帽などもあるけれども目出帽の方が手軽でよい、中途半端な作りの高所帽ではフードを使わないとかえって風が吹き込んでくる場合があり(これで顔の一部が凍傷になったことがある)、第一かさばる。

 目出帽は凝った作りでなく顎まで引き下ろせる物が使いやすい。釣り道具店で売っているようなものの場合2重になっていてつばなどがついたりしている場合があるが、開口部が狭かったり、分厚くてフードをかぶるときつかったりすることがあるのでかえって不便である。

 目から下を覆う必要がないときには裾の方を折ってまくり上げればただの毛糸の帽子のようになるので目出帽だけがあれば何とかなる。

 またヘルメットを被るときには厚手の物は不便で、メットが持ち上がって具合が悪いので薄手のものがよい。

 強風下では肌をむき出しにすると簡単に凍傷になる。また頭部からの放熱は意外に体力を消耗し、判断力も鈍るような気がするので多少鬱陶しくても被ること。緩衝材としても若干の効き目がある。

 寝ても覚めても目出帽はかぶりっぱなしになるので、下山時に頭髪は悲惨なことになる。板状になってぺったりとつぶれて見苦しいので余裕があれば町歩き用の帽子も持っていると便利である。